こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・車の免許は一発試験で取れる?
・一発試験合格までの流れ!
・一発試験に受かる為の5つの手順!
この記事を書いている私は、2020年の1月に一発試験で車の免許を取得しました。
なので、今回は実際に試験を受けた私が一発試験の難易度やかかった費用をお話していきます。
ちなみに、私はバイクの免許を一発試験で取得した経験があります。
私が車の一発試験を受けた時に持っていたのは、この小型二輪の免許だけです。
ですので、車に関しては完全な初心者から免許を取得しました。
そんな私が、一発試験について徹底的に解説します。
車の免許は一発試験で取れる?
一発試験とは教習所に通わず、直接試験場に行って試験だけを受ける方法です。
教習の費用がかからないので、安い費用で試験を受けることができます。
その代わり、試験は激ムズです。
また、教習所のように車の運転の仕方を教わることはできません。
自分で運転技術を身につけないといけないんですね。
では、本当に一発試験で免許を取るのは可能なのでしょうか?
結論をお伝えすると、初心者でも車の一発試験に合格することは可能です。
それも、教習所に通って免許を取るよりも圧倒的に費用を安くすることができます。
では、どうすれば初心者が一発試験に合格できるのかを見ていきましょう!
一発試験合格までの流れ!
一発試験で免許を取得するには、以下のプロセスが必要です。
免許を持っていない(原付の免許のみ)人は、
仮免許の学科試験→仮免許の技能試験(場内試験)→本免許学科試験→本免許の技能試験(路上試験)
そして、合格後に取得時講習を教習所で受けて、修了証明書を試験場に持っていけば免許を取得できます。
教習所はこれらのプロセス+教習のスケジュールを組んでくれます。
では、教習所と一発試験ではどれくらいの難易度の違いがあるのでしょうか?
一発試験の難易度は!?
教習所と比べると、一発試験の難易度はかなり高いと思います。
私は教習所に通ったことはないのですが、教習所で免許を取った友達と話していると「そんなに採点やさしいの?」と思いました(笑)
では、具体的にどのくらい違うのかをご紹介します。
教習所で免許を取得する場合
- 教習所が免許取得までのスケジュールを組んでくれる
- 試験中の多少のミスは見逃してくれる
- 分からないことや改善点を教官が教えてくれる
- 基本的に一人でも免許を取れる
- 費用は25~30万円くらい
- 免許を取得するまでの期間はある程度分かる
一発試験で免許を取得する場合
- 免許取得までの計画を自分で立てなくてはならない
- 試験での些細なミスでも容赦なく減点される
- 最後にワンポイントアドバイスをくれるが、基本的に自分で改善点を見つけなくてはならない
- 協力者(免許を取って3年以上の人)が必要
- 費用は自分次第(安ければ5万円ほどで取れる)
- いつ免許を取得できるか分からない
一発試験は、免許取得までの道筋を自分で考る必要があります。
車の運転技術を身につけるのも、仮免許に合格した後の路上練習も自分でやらなくてはなりません。
なので、同乗指導者の存在も必要になります。
また、教習所ならちょっとしたミスは多めに見てくれることがあっても、一発試験にそれはありません。
良くも悪くもしっかり採点されるので、教習所よりも試験が厳しいと感じる方は多いです。
実際に、免許を持っていた方でも一発試験ではなかなか受からないこともあります。
一般的には、試験が難しすぎて最終的に教習所よりも費用が高くなってしまうと言われています。
一発試験の費用はどれくらいかかるの?
私が試験を受けた、門真試験場での費用は以下の通りです。
全てストレートで受かって免許を取れた場合、合計で26,300円になります。
しかし、免許を持っていたけど失効してしまった人か、かなりの天才でないとこの金額で免許を取るのは厳しいかと思います…。
初心者なら車の運転の練習は必須です。
当然、無免許だと公道を走ってはいけないので、車を練習できる場所を確保しなければなりません。
私の場合、毎週土曜日に門真試験場でコース開放をしてくれていたので、1回(50分)当たり3,000円で練習をしました(免許を取って3年以上の指導者と車は自分で用意)。
一日2回まで練習ができ、私は合計6回(5時間)の練習をしました。
仮免許合格レベルの運転を身につけるには、最低でも5時間の練習は必要です。
ちなみに、練習代に18,000円かかりました。
※場所によっては、教習所で車とコースを借りれて1時間5,000円とかもあります。
また、仮免許の技能試験に不合格になるとその都度4,350円が必要になり、
本免許の場合はその都度3,350円が必要です。
かなりのセンスとメンタルがない限り、技能試験に1回で受かるのは難しいです。
なので、2、3回は試験の感覚を掴む為の時間と思っておいた方がいいです。
学科試験の再試験もお金はかかりますが、学科試験はちゃんと勉強すれば受かるので落ちないようにしましょう。
》関連:運転免許の学科試験はアプリで合格!おすすめのアプリはコレっ
初心者の私が車の一発試験で合格するのにかかった費用
私は仮免許に合格するのに9回試験を受け、本免許は1回で受かりました。
また、学科試験と応急救護講習はバイクの時に受けたので免除になりました。
学科試験は免除でも値段は変わりませんが、応急救護講習の4,200円が免除になったので気分が上がりました♪
そして、私が一発試験で車の免許を取得するのにかかった費用は、
79,100円です。
私の予定では5万円以内で取る予定だったのですが…^^;、
それでも教習所と比べると3分の1以下の値段になります。
よくよく考えてみると8回も試験に落ちて、教習所よりも圧倒的に安い費用で取れました。
8回も落ちてから言うと説得力がないですが、
しっかり受かるポイントを押さえて5時間練習すれば仮免許は3回くらいで免許を取れます。
仮免許を取れば路上で練習できるので、本免許はほとんど落ちないと思います。
落ちても、1、2回くらいで済みます。
私は豆腐メンタルで仮免許は落ちまくりましたが、本免許は1回で受かっています。
試験官の採点するポイントが分かり、それを実行できれば5万円以内で免許を取れることも可能です。
では、具体的にどうすれば一発試験で合格することができるのでしょうか?
私の実体験と一緒に、ご紹介させていただきます!
一発試験に受かる為の5つの手順!
一発試験に受かる為の、5つの手順をご紹介します。
- ①車の運転練習をしよう!
- ②試験場に飛び込もう!
- ③技能試験に備えよう!
- ④試験官からアドバイスを真剣に聞く
- ⑤路上試験では危険予測が大切!
では、1つずつ見ていきましょう!
①車の運転練習をしよう!
最初に受けるのは学科試験ですが、学科試験に受かると技能試験の予約ができます。
ですので、技能試験の用意もできていると、スムーズに試験が進みます。
とは言っても、交通規則が分からないと運転できないので、学科など交通規則を勉強しつつ車の運転の練習をした方が良さそうですね。
運転初心者の具体的な練習方法はこちらの記事に書きました。
》関連:初心者が車の運転を練習する方法!おすすめの場所や時間帯はあるの?
私はエンジンのかけ方をYouTubeで学んだくらいで、コースに行きました。
全く思うように運転ができず、ビビりまくっていたのを覚えています(笑)
具体的な練習の手順がありますと上達速度が速くなりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
また、実際に走るコースを頭に入れてから練習すると、より効果的な練習ができますよ^^
②試験場に飛び込もう!
学科試験の勉強をして5時間くらい運転の練習をしたら、さっそく試験場に飛び込んじゃいましょう!
一発試験は飛び込み試験や飛び入り試験とも呼ばれます^^
文字通り飛び込んじゃいましょう!
門真試験場では休日を除く月曜日から金曜日の午前8時45分から午前9時30分に受付をしています。
学科試験が免除の方も予約だけしないといけません。
その際に必要なものも書いているので、しっかり用意して試験場に向かいましょう。
また、できればコースの下見や実際の試験の様子を見ておくと良いですよ!
③技能試験に備えよう!
技能試験の予約が取れれば、技能試験に備えましょう。
『技能試験受験のしおり』を渡されますので、しおりに書いている試験の採点ポイントをよく確認しておきましょう。
一発試験は下準備が肝心です。
下準備をサボった人は、受かるのはほぼ不可能です。
運転の技術がある人でも、普通に試験で落とさます。
油断は禁物ですね^^;
門真試験場では朝7〜8時までの時間帯と、午後0時〜0時20分までの時間帯はコースを実際に歩くことができます。
コース発表を確認してコースを覚えたら、実際に歩きながら安全確認や指示器を出すタイミングも確認しておくと良いです。
また、実際に運転する車も見ておくとよりイメージしやすいですよ!
試験場の車は少し古いものが多いので、最近の車しか乗っていない人は窓の開け方に戸惑うなんてこともあります。
手でぐるぐる回して窓を開けるなんて、私は知りませんでした^^;
④試験官からアドバイスを真剣に聞く
ハッキリ言って、1回目の試験は落ちると思います(1回で受かった方いたら、コメント下さい笑)。
なので、落ちた後の試験官のアドバイスをできるだけ聴き出しましょう。
試験官はあくまでワンポイントアドバイスしかくれません。
私は9回も受けたので、結構アドバイスをもらえましたが…(苦笑)
とは言え、一番最初は「受験のしおりを読み直してから、もう一度おいで」と言われました。
通訳すれば、『話にならない』ということでしょう…。
その時は、少しいじわるだなと思ったのですが、実は試験官のワンポイントアドバイスと言うのはすごく参考になります。
試験官はいじわるだなと思わず、素直にアドバイスを聞くと合格するためのヒントが隠されています。
私の場合、減点の多くは左寄せの甘さ、左折の膨らみでした。
その時に、試験官が「車の座席に座っている時に見える景色と、車から降りた時の景色は違うから見え方のギャップを確認してみ!」とアドバイスをくれました。
初心者には左の感覚を掴むのはなかなか難しいものです。
大切なのは、「自分は何ができていないのか」を客観的に把握することです。
自分では左に寄せたつもりなのにと思っていても、客観的には全然寄せれてない時もあります。
無意識に、一度右に振ってから左折する人もいます。
なので、試験官の(客観的な)アドバイスを参考に次の試験に備えましょう。
また、試験に合格した方も、しっかりアドバイスを聞いておくと路上試験に役立ちますよ!
⑤路上試験では危険予測が大切!
路上試験では、あなたが安全に走れるかを試験します。
路上での試験なので、突然子供が飛び出してくる可能性もあります。
自転車が車道側に膨らんでくる可能性もあります。
大切なのは、そういった危険を予測することです。
急ブレーキや急ハンドルをするような運転はしないことです。
しっかり安全確認をし、法定速度で走りましょう。
また、本免許の試験では縦列駐車か方向転換の課題もあります。
路上試験を受ける前にしっかり練習しておきましょう。
最後に
一発試験にチャレンジすると、教習所よりもかなり費用が安くなる可能性があります。
しかし、私のように何度も試験に落ちてしまう人もいます。
何度も落ちていると、
・本当に受かるのだろうか
・やっぱり教習所に行けば良かったかな
・俺には車の運転センスがなかったのかな
と、どんどん気分が落ち込んでしまいます。
そうなると、どんどん負のループにハマってしまい、些細なミスを積み重ねてしまいます。
どんなに失敗しても、たかが車の試験です。
8回落ちても79,100円です。
どんなに試験に落ちても教習所より高くなることはないでしょう。
仮に高くなってしまったら、話のネタにできます!(笑)
一発試験を受かれば、友達に「すげー」って言われます。
なので、挑戦してみる価値は十分あると思います!
あと、この記事を見て一発試験で受かった方がいたらコメントくれると嬉しいです(笑)