【分かりやすい説明の仕方】今すぐ使える話し方のテクニック!

新人のサラリーマン「上司に説明が分かりにくいと言われた。分かりやすい説明って身につけることができるのかな。説明のコツがあるなら教えて欲しい。」

 

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

・分かりやすい説明の仕方【今すぐ使えるテクニック】

・PREP法の優れた3つのメリット!

・PREP法を使った説明の仕方【具体例あり】

・分かりやすい説明をするにはトレーニングが必須です

 

会話や説明をする時に、

・話の構成を上手く組み立てられない

・「結局何が言いたいの?」と注意された

・説明しても、あまり理解してもらえない

という人は、分かりやすい話し方を知らないだけです。

 

実は、分かりやすい説明や話し方はトレーニングすれば身につきます。

というのも、分かりやすい話し方には「決まった型」があるからです。

 

では、今日から使える話のテクニックをご紹介していきます。

分かりやすい説明の仕方【今すぐ使えるテクニック】

分かりやすい説明のテクニックは、色々な本や情報が出回っていますよね。

その中でも、すぐに使えて簡単なテクニックがあります。

それは、PREP(プレップ)法です。

 

PREP法は、4つの要素で構成される文章です。

PREP法
  • 「P」:Point(要点・結論)
  • 「R」:Reason(理由)
  • 「E」:Example(具体例・事例)
  • 「P」:Point(要点・結論)

4つのイニシャルをとって、PREP法と名付けられています。

ちなみに、直訳すると「準備」という意味があります。

 

PREP法は、会話やプレゼンの基本術です。

まさに、原点にして頂点です。

 

では、PREP法の優れたメリットを見てみましょう。

PREP法の優れた3つのメリット!

PREP法には優れた3つのメリットがあります。

  • ①話に無駄がなくなる
  • ②話が頭に入りやすい
  • ③要点が記憶に残りやすい

 

1つずつ、サクッと解説します。

①話に無駄がなくなる

PREP法のメリットとして、話に無駄がなくなります。

というのも、先に結論(伝えたい要点)を明確にして伝えるからです。

例えば、「売り上げを上げるためには、新規顧客を獲得すべきです!」と結論を言ったとします。

すると、そのテーマ以外の無駄な情報は話さなくなります

 

話している時に、

何を伝えたかったのか分からなくなった」という経験が多い人は結論を先に伝えてみましょう。

会話や説明が下手な人は、とにかく無駄な情報が多いです。

自分の話したいこと、知っている情報を頑張って伝えようとします。

 

しかし、不必要な情報を伝えることは、相手の時間を無駄にすることになります。

ビジネスの場面では、時間を無駄にすることはマイナスでしかありません。

 

PREPの意味の通り、説明には「準備」が必要です。

話を始める前に、話の要点(結論)を考えておきましょう。

PREP法を上手く使えれば、本当に大切な情報だけを届けることができます。

②話が頭に入りやすい

PREP法を使った説明は、話が頭に入りやすいです。

後で具体例を紹介しますが、PREP法を使っていない時より、スッと話が頭に入ってきます。

というのも、最初に結論を出してから、理由と具体例を話すので、理解が深まりやすくなります。

 

面白い「オチ」のある話なら、結論を先に言うと面白さが半減します。

しかし、説明をする際は、「何を伝えたいのか」が分からないと、聞き手側の集中力が切れてしまいます。

もちろん、本当に話や説明が上手い人なら、最後まで相手に話を聞かすことができます。

とは言っても、それは話のプロレベルです。

 

まずは、基本に忠実に話を伝えてみましょう。

最初に結論を言うことで、相手は耳を傾けてくれますよ。

③要点が記憶に残りやすい

PREP法は、要点が記憶に残りやすい構成になっています。

というのも、人の記憶は最初と最後が頭に残りやすいです。

人の第一印象をよく覚えたり、映画でラストシーンが記憶に残っていたりしませんか?

 

そう、最初と最後のことは頭に残っていることが多いんですね。

PREP方では、最初と最後に大事な要点(結論)を伝えます。

また、同じことを2回繰り返しているので、より相手の記憶に残りやすいでしょう。

 

それでは、PREP法を使った説明の方法を、具体例付きで見ていきましょう!

PREP法を使った説明の仕方【具体例あり】

それでは、実際にPREP法を使って説明をしていきます。

効果を分かりやすくするために、PREP法を活用したバージョンと、使ってないバージョンを見比べてみましょう。

 

ということで、「転職をしたい友人に、IT系を勧める」をテーマに書いていきます。

 

まずは、PREP法を使っていない説明からどうぞ!

PREP法を使っていない説明

僕の友人で、エンジニアに転職した友達がいたよ。

前より年収がUPしたって言ってた。

IT系は業界も伸びてそうだし、独立もしやすいって聞いたよ。

だから、IT系に転職してみるのも良いと思うよ!

専門のスキルも身につくんだって。

短い文ですので、伝らなくはないです。

しかし、少し説得力に欠ける気もします。

 

では、PREP法を使ったバージョンも見ていきましょう。

PREP法を使った説明

Point(要点・結論)

転職するならIT系がおすすめだよ。

Reason(理由)

IT系は、伸びている業界だし給料も高い。

専門のスキルが身について、独立もしやすいから仕事には困らないよ。

Example(具体例・事例)

僕の友達も未経験でエンジニアに転職したけど、前より年収がUPしたって言ってた。

もう一度、Point(要点・結論)

だから、転職をするならIT系がいいと思うよ!

PREP法を使えば、このような文章構成に変わりました。

すぐに、「転職するならIT系がおすすめ」という文章が分かりました。

今回は短めの文章でしたが、文章が長くなるほど、PREP法を活用すれば説明が分かりやすくなります。

 

では、日常の会話や説明にPREP法を使っていくにはどうすれば良いのでしょうか?

分かりやすい説明をするにはトレーニングが必須です

どれだけ説明や会話のテクニックを知っていても、活用しなくては意味がありません。

また、PREP法は日常的にトレーニングをしないと身につかないでしょう。

 

もちろん、PREP法は今すぐにでも使えるテクニックです。

しかし、人の記憶力はそんなに優れていません。

数日も経たないうちに、PREP法のことなんて忘れてコーラを片手にYouTubeでも見ているでしょう。

 

つまり、何度も意識して使っていないと、一生身につくことはないです。

最初のうちは、何度も何度も意識して使う必要があります。

そして、繰り返しているうちに、「型」を気にせず無意識でも話せるようになります。

 

なので、見えやすいところに、

「P」:Point(要点・結論)

「R」:Reason(理由)

「E」:Example(具体例・事例)

「P」:Point(要点・結論)

と書いたメモを貼っておくと良いです。

説明するときにメモを見ながら、意識して話してみましょう。

 

ちなみに、それでも「説明の仕方がよく分からない!」という方は、

説明の上手い人から真似るのがおすすめです。

説明の上手い人は、PREP法を上手に活用しています。

 

おすすめとしては、キングコングの西野さんは話の構成がしっかりしていて分かりやすいです。

YouTubeで話しているので、ぜひ何度も聞いて真似てみて下さい。

 

それでは、PREP法をぜひ活用してみて下さい。