しゃもじを炊飯器の中に入れっぱなしでも大丈夫?
しゃもじには、プラスチック(合成樹脂)製や、木製、竹製など、色々な素材のものがあります。
その中でも特に、プラスチック製のしゃもじを使ってる方は多いです。
そこで心配なのが、「プラスチック製のしゃもじは溶けてしまわないのか?」ということ。
また、悪い物質が発生する…なんてこともあれば怖いです^^;
では、炊飯器の保温温度は何度くらいなのか見てみましょう。
[圧力式IHタイプ]
保温低(保温1)(工場出荷時の設定):平均約64℃となりますが、タイミングにより、熱いときとぬるいときがあります。
炊飯直後は熱いですが、その後、50℃~55℃程度まで下がります。6時間ごとに約74℃に加温します。引用元:HITACHI
高くても約74℃くらいまでですね。
つまり、80度耐えることができれば、大丈夫そうです。
では、プラスチックのしゃもじは何度で溶けるのか見てみましょう。
プラスチックのしゃもじは、PP(ポリプロピレン)を使用しようしてるも
PPはのプラスチックの中でも最高の耐熱性を誇り、耐熱温度は100−1
なので、炊飯器にしゃもじを入れていても、溶けたり、有害物質
また、ポリプロピレンの安全性は比較的安定しています。
一般的にも、食品
とはいえ、酸化しやすい一面もあります。
ビスフェノールA、オクチルフェノ
また、その他にも、しゃもじを炊飯器に入れるデメリットは多いです。
- しゃもじの持ち手が熱くなるので、使うときに不便
- また、しゃもじの持ち手部分を入れるので、そこに付いた雑菌
が炊飯器内で増殖する - 増殖した雑菌で、ご飯に色が付いたり、臭いが付く可能性もある
など、しゃもじを炊飯器に入れておくのは、良いとは言えません。
また、タイガーの炊飯器の「取り扱い説明書」にもこんな内容がありました。
しゃもじを炊飯器に入れっ放しにすると、ご飯が臭う、変色する、パサつく原因になる。
また、パナソニックのQ&Aにも、しゃもじについた雑菌から、臭い
なので、素材に関わらず、しゃもじは炊飯器に入たままにしない方が良いです。
しかし、中にはしゃもじを炊飯器に入れるのが正しいという意見もあります。
しゃもじを炊飯器の中に入た方がいいという意見も!
しゃもじを外に出しておくと、埃を被ってしまったり、しゃもじについたご飯がカピカピになってしまい不衛生と感じる人もいます。
そう考えると、炊飯器の外に出しておくのは、衛生的に良いとは言いがたいです。
また、しゃもじを水に浸けておくという人もいます。
これは、ご飯がカピカピにはなりませんが、同じように埃を被ってしまう恐れがあります。
とは言っても、、炊飯器ではなく、おひつにならしゃもじを入れる方は多いようです。
おひつになら入れてもOK?
旅館などに行くと、ご飯をおひつから出してくれる所があります。
そして、おかわり用にと、おひつをその場に残して置いてくれます。
その時のおひつのは、中にしゃもじを入れていることが多いですよね。
また、しゃもじを中に入れるために設計されたおひつもあります。
しゃもじの持ち手を外に出せるので、使うときに熱くるのを防げます。
また、持ち手を中に入れないので、衛生的にも良いですね^^
おひつは炊飯器と違って、電気を使って保温していないので、熱に対する心配はありません。
なので、おひつを使う場合は、しゃもじを中に入れても大丈夫そうです。
また、昔からおひつを使ってきた家庭は、習慣で炊飯器の中にもしゃもじを入れる人もいます。
では、炊飯器の場合、しゃもじをどこに置くのがベストなのでしょうか?
しゃもじのベストな置き場所は?
本当に衛生面を
とは言え、それって面倒くさいですよね^^;
なので、「炊飯器に付いているしゃもじ置きに入れる」か、「立つしゃもじを使うの」がおすすめです。
また、ホコリが気になる人のための、対策法もあります。
それは、しゃもじホルダーを使うことです。
しゃもじホルダーとは、しゃもじにホコリが被らないようにするためののホルダーです。
100均でも手に入れることができます。
また、炊飯器の横にも付けれるのが嬉しいところです。
ちなみに、しゃもじに付いたご飯がカピカピになってしまうという悩みもありますよね^^;
そんな方にオススメなのが、米がくっつきにくいしゃもじです。
最後に
私の結論は、『ご飯がくっきにくいしゃもじを外に出しておいて、使うときにサッと水で洗い流す』のが一番衛生的にも良く、楽だと思います。