子供の頃、クリスマスといえばご馳走があったりプレゼントがもらえたりと1年のうちで楽しみな行事のうちの一つでした。
しかし、大人になって考えてみるとクリスマスってそもそも何なんだろう?という疑問が頭をよぎりました。
クリスマスと言えばサンタクロースが子供達にプレゼントを渡したりクリスマスツリーを飾ってパーティをすることを思い浮かべますが、そもそもサンタさんって誰なの?クリスマスツリー何!?
考えれば考えるほど疑問だらけです。
また、キリストが関係しているというのは何となく知ってはいたけど真の意味を理解していませんでした。
これから先もクリスマスは訪れるので知っていても損はないだろう!と好奇心でクリスマスについて調べてみました。
ちょっとした話のネタにしてみてくださいね♪
クリスマスってそもそも何?
クリスマスはイエス・キリストの誕生日だよと以前友人から聞いたことがありました。
その時はなるほど、そうなのか。と納得していましたが、詳しく調べているとキリストの誕生日でないことが分かりました。
しかし、キリストの誕生日だと思い込んでいる人は(私の周りには)多く、なぜそんな勘違いをしてしまうのかは調べているうちに原因が分かりました。
それは、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う祭だということです。
じゃあ誕生日じゃないの?と思うかもしれませんが、実は誕生日は不明なんです。
では、なぜクリスマスが12月25日になったんでしょうか?
クリスマスが12月25日な理由
イエス・キリストの誕生日は不明なので誕生日をクリスマスにすることはできませんでした。
じゃあなんで12月25日にしたんだろうという疑問が出てくるのですが、12月25日がクリスマスである理由はちゃんとありました。
昔、12月25日はローマの冬至で「太陽がよみがえる日」と呼ばれていました。
ローマの冬至を境に短くなっていた昼間が再び長くなることで太陽がよみがえる日となっていたのですが、イエス・キリストは「正義の太陽」や「世の光」と呼ばれていたことが関係して12月25日をクリスマスにしたんですね。
ところで、なぜキリストの誕生を祝う祭をクリスマスかというと、クリスマス(Christmas)はChrist(キリスト)とmas(ミサ[礼拝])という意味があることが分かりました。
さてさてここからが問題。キリストの誕生を祝う日ということは分かったけどなぜサンタさんが出てくるのでしょうか?
お祝いという意味ではクリスマスパーティをするのも分かるのですが、なぜクリスマスツリーを飾ったり靴下にプレゼントを入れるのでしょうか?
サンタクロースは何者?
私はクリスマスと言えば真っ先にサンタさん!と出てきたのですが、サンタさんってそもそも誰なんでしょう?
赤い服を着て、白いひげを生やし、年に一度子供達が寝静まった夜にプレゼントを運んで来てくれるおじさん…。冷静に考えたら何者?って感じです(笑)
調べてみると、サンタクロースにはちゃんとしたモデルがいることが分かりました。
それは4世紀中頃の東ローマ帝国のミラの司教、「聖(セント)ニコラオス」という人物です。
ニコラオスは、無実の罪に囚われた死刑囚を救ったり、貧しさのあまり3人の娘を身売りにしなくてはならなかった家族の存在を知り、真夜中に窓(もしくは煙突)から金貨を投げ入れてその危機から救ったスーパーヒーローです。
また、その金貨が暖炉に下げられていた靴下に入ったことから、現代の「サンタさんが夜中に家に入ってプレゼントを靴下の中に入れる」というイメージの由来なんですね。
さらに、ニコラオスはオランダ語にすると「シンタクラース」になります。だんだんとサンタクロースに近づいてきましたね(笑)
オランダで14世紀頃から、聖ニコラオスの命日である12月6日を「シンタクラース際」として祝う習慣があったそうです。
その後、17世紀にアメリカに植民したオランダ人がサンタクロースと伝えたそうなのです。
つまり、プレゼントをもらえるのは12月6日なのです。
12月25日は聖体礼儀に行く日であって、本来プレゼントをもらえる日ではないそうです。
どちらもキリスト教のお話なのでいつの間にか合わさってしまったのですね。
サンタクロースやプレゼントの謎は解けました。私がもう一つ気になるのがクリスマスツリーです。
クリスマスツリーの由来は?
クリスマスになると必ずみるクリスマスツリー。
クリスマスツリーの由来は実はキリスト教ではないのです。
というのも北ヨーロッパに住む人々の風習で、冬至のお祭でカシの木を飾っていたことが由来なんだそうです。
ここで知っている方なら「あれ?クリスマスツリーってモミの木じゃないの?」と思ったかもしれません。
実はキリスト教を広めようとした宣教師たちがやってきて、カシの木をキリスト教に登場するモミの木にすり替えたそうです。
そして、キリスト教の教えを北ヨーロッパに広めていったんです。
これが由来で17世紀頃からクリスマスツリーを飾るようになったんです。
また、モミの木には冬にも枯れない木であることからクリスマスツリーには「永遠に枯れない命」という意味が込められています。
ちょっとロマンティックですね♪
クリスマスツリーを飾るようになったのもサンタクロースが伝わったのも17世紀頃なので、17世紀にすでに現代のクリスマスに近づいてきていたんですね。
まとめ
クリスマスってそもそも何をする日なの?と言われればキリストの誕生を祝う日で間違いないのですが、現代のクリスマスの印象とは全く違っていたようです。
現代のクリスマスに至るまでには色々な話があり、とても一言では言い表せませんね^^;
クリスマスについて調べているうちに、子供の頃とは違った見方でクリスマスをみることができるようになりました。
まだまだ、知らないことだらけですが、これからもっと勉強して色々なことを知っていきたいですね。