こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・『 時間がおす 』の意味は?
・どういった場面で使うのが正しい?
・『 時間がおす 』の反対は?
会議やイベントなどで、『 時間がおしています 』という言葉をよく耳にします。
何となく意味は伝わりますが、実際にはどういった意味があるのでしょうか?
『 時間がおす 』の意味は?
「時間がおしている」の意味は、予定していた時間より遅れてしまうことを表します。
イベントなどで予定していた「開始時間」や「終了時間」が遅れてしまう。
例えば、
・前のイベントが5分ほどおしていますので、次のイベントは10時5分からになります。
・だいぶ時間がおしてしまいましたので、今回はここまでとさせて頂きます。
といった場面でに使われることが多いです。
では、漢字ではどう書くのでしょうか?
漢字ではどう書く?
漢字では「 時間が押す 」と書きます。
「押す」という意味を調べてみると、
押す
1動かそうとして上や横から力を加える。
2 圧力を加える。
3テレビ・演劇などで、予定した時間よりも遅れる。
引用元:goo辞書
と出てきました。
つまり、予定が容赦なく押し寄せてくるイメージですね。
「時間は待ってくれないよ」ということを表しているのかもしれません^^;
では、「時間がおす」というのはどういった場面で使うのが正しいんでしょうか?
どういった場面で使うのが正しい?
「時間が押す」は、何か予定した時間がある時に使います。
テレビやイベント、会議など決まった時間がある場面でよく使われます。
・時間が押しているため、次の話題に移らせて頂きます。
・10分ほど時間が押しているので、出番は3時頃になります。
など、予定の「終了時間」が遅れそうな時や、「開始時間が」遅れる時に使われます。
つまり、当初の予定が変更されるときに使われることが多いんですね。
最後に、「時間がおす」の反対の言葉をご紹介させて頂きます。
『 時間がおす 』の反対は?
「時間がおす」の反対は、「時間に余裕がある」です。
「時間が巻く」が反対語と言われることも多いです。
「時間が巻く」とは、予定の時間よりも早く進むこと。また、残りの時間を早める時に使われます。
「巻く」というのは、ゼンマイを巻くのに近いです。
ゼンマイを巻くと、早く動き出しますよね。
具体的な使い方として、
・18時に終了の予定でしたが、時間が巻いています(早く終わりそうです)。
・時間が押しているので、巻きでいきましょう(進行を早めましょう)。
と言われることが多いです。
「時間が巻く」というのは、主にテレビ業界で使われる言葉です。
確かに、「巻いています」というのは、「押しています」の反対語と言えそうです。
しかし、「巻きでいきましょう」は、反対語にはなりません。
なので、「時間が押す」の反対語は、「時間に余裕がある」が一番近いと思います。
まとめ
「時間がおす」の意味は、予定していた時間より遅れてしまうことです。
そして、反対としては「時間に余裕がある」という言葉が正しいでしょう。
ちょっと言葉の意味を深掘りしてみると、面白いですね!