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お月見どろぼう2019!歴史や色々な地域のお月見どろぼうもご紹介!

秋と言えばお月見!

 

私の子供の頃、お月見の季節になるとお月見どろぼうというイベントが行われていました。

 

毎年、私はお月見どろぼうが楽しみで仕方なかったのですが、大人になって色々な地域の方と話しているとお月見どろぼうを知らないという方が多数いらっしゃいました。

お月見どろぼうを開催していない地域ではあまり広まっていないようですね^^;

 

今回はそんなお月見どろぼうをご紹介したいと思います!

お月見どろぼう2019!日程や時間帯は?

お月見どろぼうはその名の通り、毎年お月見の日に行われます。

お月見の日は十五夜(中秋の名月)と言われ、秋の真ん中に出る月という意味があります。

 

そして、2019年のお月見(十五夜)は9月13日(金)です。

 

お月見の日は毎年変わりますが、9月7日から10月8日の間で満月になる日が十五夜になります。

 

そもそもお月見どろぼうって何?

お月見どろぼうと聞くと、悪いことをしてそうですね^^;

だって、泥棒ですもの…(笑)

 

しかし、全くもって悪いことではないんです!むしろ、良いことなんです。

 

お月見どろぼうとは「十五夜に飾られているお供え物(月見団子)を子どもが盗んで食べても良い」という風習のことです。

 

現在でもその風習が残ってる地域があります。

私の地域ではお供え物の代わりにお菓子などをお家の前に置いておき、大きな袋を持った子供たちが各家で少しずつお菓子を盗んでいました。

 

盗むといっても、家の前でお菓子をくれる人に「こんばんは!」と挨拶したり「お月見どろぼうです!」と堂々ともらっていたのですが…(笑)

お月見どろぼうのことを和製ハロウィンという方もいらっしゃるくらいです。

 

お菓子の予算はどれくらい?

泥棒と言っても、お月見どろぼうにいく子どもの親御さんは、お菓子を用意しなければいけません。

 

皆さんは、だいたいどれくらいのお菓子を用意しているのでしょうか?

 

だいたいですが、1000円〜2000円くらいで大量の駄菓子を買っているという方が多かった気がします。

お菓子は気持ちなんで予算を気にしている方は少なかったと思いますが…^^;

 

中にはお菓子だけでなくジュースが付いていたり、手作りのお菓子を置いていたりと色々なお家があって楽しかったです^ ^

 

ところで、お月見どろぼうはいつから行われていたのでしょうか?

お月見どろぼうの歴史!

もともとお月見どろぼうの風習は農作物の実りに感謝する収穫儀礼として行われていました。

 

昔、子供は月からの使者と考えられており、月見の日(十五夜)に限って盗むことが許されていたのです。

まだ月面着陸をしていなかった時代、まん丸で大きいお月さんは神様の様な存在だったのでしょう。

 

なのでお供え物が無くなっていると「お月さまが持っていかれた」と、縁起が良く盗まれた家の畑は豊作になると言われていたそうです。

また、もともとは団子ではなく畑の芋を取って食べても良いという風習があったそうです。

 

それが現代ではお菓子へと変わっていったのです。

 

また、地域によっては少し違ったお月見どろぼうが楽しめるそうです。

色々な地域のお月見どろぼう!

お月見どろぼうで有名なのは愛知県の日進市名古屋市、三重県の四日市市です。

 

他にもちょっと変わったお月見どろぼうをみていきましょう!

ちょっと変わったお月見どろぼう!

・秋田県の片足御免(かたあしごめん)

十五夜の日は、他人の畑や敷地に片足を踏み込んで果物や作物を盗んでもいいとされています

・長野県の襷(たすき)一ぱい

たすきで結わえられる分だけ盗んで良いです

・長崎県のまんだかな

お供えが済んだら、すぐ子供がお供え物を取って行きます

 

他にも、竿先にお団子をひっかけるという風習が残っている地域もあるのだとか…。

 

さいごに

今は一部の地域でしかお月見どろぼうは行われていませんが、お月見どろぼうがもっと日本中に広まって欲しいと思います。

 

また、ちょっと変わった面白いお月見どろぼうがあればぜひ教えてください!

 

私も今度は子供たちを楽しませる側として、お月見どろぼうに参加したいです♪

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