ここ数年で甘酒の健康効果がすっかりポピュラーになりましたね。
そんな甘酒ですが、実は主に2種類あるのをご存知でしょうか?
それは米麹の甘酒と酒粕の甘酒です。
それぞれの味や効果には違いがあります。
どちらか一方しか飲んだことのない方は、飲んだことのない甘酒をより好きになれるかもしれませんよ!
ということで、それぞれどんな違いがあるのかをまとめてみました。
一緒に見ていきましょう!
甘酒の「米麹」と「酒粕」の違い!
甘酒には主に、「米麹(こめこうじ)で作った甘酒」と「酒粕(さけかす)で作った甘酒」の2種類の甘酒があります。
2つの違いを知るために、それぞれの作り方や特徴について見てみましょう。
米麹で作った甘酒!
実は、「飲む点滴」と呼ばれているのはこの米麹だけで作った甘酒です。
米麹の甘酒は点滴と同じくらいの栄養が含まれていることから飲む点滴と呼ばれています!
作り方を紹介している動画があったので、参考にしてみて下さい!
米麹と水だけで作るので、簡単に作れて栄養効果も高いです!
また、米麹の甘酒はアルコールは一切含まれておらず、未成年の方や妊婦さんでも気軽に飲めますよ♪
砂糖を一切使わず、米麹だけの甘味で飲めるのも大きな特徴です!
では、酒粕で作った甘酒もみてみましょう!
酒粕で作った甘酒!
実は酒粕で作った甘酒も米麹が原料です。
米麹をアルコールで発酵させた「もろみ」が原料で、もろみを絞ったしぼりかすが酒粕になります。
酒粕をお湯で溶かし、砂糖を加えたものが酒粕の甘酒になります。
こちらは微量ですが、アルコールは含まれております。
一応、1%未満のアルコールなので未成年の方でも飲めますが、妊婦さんは控えておいた方が良いでしょう。
米麹だけの甘酒と酒粕で作った甘酒の大きな違いは…
・アルコールが入っているか入っていないか
・砂糖が入っているか入っていないか
ノンアルコール、ノンシュガーである米麹の甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるのは納得できますね!
では、それぞれの効果を見ていきましょう!
「米麹」で作った甘酒の効果!
点滴と同じくらいの栄養が含まれている米麹の甘酒は、様々な栄養効果があります。
例えば、腸内環境を整えてくれるので、便秘の予防・改善に繋がります。
甘酒に含まれている食物繊維やオリゴ糖には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きがあります。
また、米麹に含まれている麹菌には肌荒れやニキビの予防、改善にも繋がります。
というのも、甘酒にはビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は、血行と代謝を促進させてくれます。
血行が良くなり、代謝が上がると体内の老廃物が排出しやすくなります。
すると、肌荒れやニキビができにくくなるんですね!
米麹の甘酒には他にも夏バテやアンチエイジング効果があったりするのでおすすめです!
米麹甘酒の効能をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください↓
》関連:【米麹で作った甘酒の効能】適量は?効果はいつからあるの?
では、酒粕の甘酒の効果をみていきましょう!
「酒粕」で作った甘酒の効果!
飲む点滴と呼ばれている米麹甘酒に対して、酒粕甘酒は一見あまり健康効果がないように思えます。
しかし、実は酒粕甘酒にも大きな効果があります!
それはダイエット効果です!
というのも、甘酒にはレジスタントプロテインが含まれています。
レジスタントプロテインとは、タンパク質の一種で、コレステロール低下作用や肥満抑制作用等があります。
レジスタントプロテインは脂質を吸着させて、そのまま体外に排泄させていると考えられています。
つまり、レジスタントプロテインは油と一緒になって、油を排出してくれるため、油が吸収されないので太らないというわけです。
酒粕甘酒の効果は他にも、睡眠効果があり寝つきが良くなります。
というのも、「酒粕」を作る時に、清酒酵母を使って「米麹」をアルコール発酵させます。
清酒酵母は「アデノシンの作用」を強めてくれます。
アデノシンは、眠気を誘う脳の物質として注目されていいます。
アデノシンは脳の中で濃度が高まってくると、非常に眠気を誘い、良い睡眠に入ることができる。
私もぐっすり眠れましたよ^ ^
実は、どちらも同じような効果が期待できます。
その中でも、美肌や便秘、夏バテには米麹の甘酒。
ダイエットや寝つきを良くするには、酒粕の甘酒が最も効果を発揮してくれます。
どちらも健康効果があるのなら、味で決めるのも良いでしょう。
ということで、それぞれの味の違いについてお話しします!
「米麹」と「酒粕」の味の違い!
米麹の方は優しい甘味があり、酒粕の方は深いコクがあります。
ここからは、私の主観になってしまいますが、米麹の方は砂糖もアルコールも入っていないので子供から大人までかなり飲みやすいです。
スッキリした口当たりなので、酒粕の甘酒が苦手な方でも飲めるかもしれません。
私は酒粕甘酒は小さい頃、においも味もあまり好きではありませんでした。
しかし、大人になって飲んでみると、においも含めて深いコクを楽しめるようになりました。
甘酒らしいと感じるのは、やっぱり酒粕な気がしますね…。
味はそれぞれの好みがあるので、まずは飲み比べてみましょう!
どちらも好きになるかもしれませんね^ ^
ただし、飲み過ぎには注意です!